打ちのめされた失意の石川遼君はこの高い壁に、気力を取り戻し如何に再挑戦してくれるのか、これに対して女性との不倫スキャンダルで5ヶ月間のブランクを経てこの大会から復帰したゴルフの王者タイガー・ウッズは3日目を終えて第3位をキープ、王者の貫禄を示している(最終的には11アンダーで4位タイ、5月間のブランクと非難を跳ね返した実力はまさに世界の王者であることを改めて証明した)。
あすは優勝に大きく絡んでくる予想。果たして両者の精神力・実力の差はどこからくるものなんだろうか?興味が尽きない感がある。

昨年は特別招待をうけ出場したが、この大会がもつ一種独特の雰囲気に飲み込まれ、足が地につかない状態のなか、気がつけば成績が予選通過ラインを大きく超え、あえなく予選敗退、ことしは昨年度日本で賞金王となり、世界ランキング第30位という成績で自力でマスターズ出場権を手にした。
誰の目から見てもこの一年彼は精神的にも逞しくなり、世界ランキングも堂々の躍進ぶり、2010年に入り、国内のゴルフトーナメント開始前に米国の試合に出場し、それなりの成績をあげ、またマスターズに照準を当てて念入りに調整に励んできたことは、誰の目からみても頷けるやり方だったと考える。
そして、試合開始の初日のスコアーはイーブンPERで第32位タイ、この成績はまずは順調な滑り出し、と映った。わたしもTVで観戦すべく放送時間にあわせて早朝5時からTVに釘付けの2日間であったが、2日目の試合の後半の9ホールは、別人の石川遼君を見ている想いがした。誰もが予選通過を信じただろうに!
今年日本から参加した3選手のうち昨年このこの大会で4位の成績を挙げ、本年は無条件で出場した片山晋吾選手はこのコースを熟知し、過去抜群の成績をあげてきた選手だけに期待されたが全く振るわず不本意な成績で予選落ちした。
わずかに石川選手のライバルで同じく若手のホープ池田勇太選手(24)は、2日目大きくスコアを崩して後退したが、初日の目を見張る成績の貯金が幸いして、予選通過ラインすれすれで辛うじて決勝進出を果たしたのは、せめてもの救いであった。
それにしても石川遼選手の2日目試合後半の戦いぶりは、どれほどの大きなプレッシャーがかかり、われを見失ったのか、彼がこの屈辱から立ち直り、精神的にももっと逞しく成長をとげ、来年は自らの力でリベンジできるのか、彼の試合後の反省と心境を報道を通じて知りたいと思った。
そして、それにもまして凄いと思ったのはタイガー・ウッズ、例の女性不倫スキャンダルで自粛、5ヶ月間のブランクを跳ね返し、3日目を終えて第3位、最終日のきょうは逆転可能の位置にいる。この獲物を狙う豹にも似た動物的本能ともいえるカンとブランクを物ともしない精神力は、果たしてどこから来たものだろうか、石川遼選手とかけ離れたこの才能・精神力の秘密も是非とも知りたい謎である。

ハナシは替るが「涙の数だけ大きくなれる」とか「涙の数だけやさしつなれる」とかいわれるが、遼くんについても是非そうであって欲しい。なんといってもわれわれ「期待の星」に相違ないのだから・・・
しげやん^^おはようございます^^
返信削除遼くんマスターズの壁は厚かった!
マスターズゴルフは魔女が棲むといわれるだけで本当に難しいんですね!
これからの遼くんが楽しみです^-^
しげやんもご苦労様^-^
atiti
RE* atitiさん
返信削除この名門コースには、魔女が棲むといわれ、各ホール毎に
いろいろ名が付けられています。例えばアーメンコーナー
だとか、ここのグリーンは極めて難しく、オンさせても、
オンした場所によっては3.4パットすることがザラにあり
ます。またグリーンのボールの落し所によっては傾斜で、
グリーンの外または池の中には入ってしまうことさえあり
ます。ダボどころかトリプルボギー、または、PARの倍を
叩くことさえあります。
どのホールも安心できるホールは一つもなく、まさに”魔女
が棲む#といわれる所以です。
しげやんTV観戦に5時起きして9・10・11・12日と
4日間早起きして今は眠いです!
RE: atitiさん
返信削除オーガスタゴルフコースの際立った特徴について簡単に述べ
てみます。伝説的なコースです。
グリーン
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブはとりわけグリーン
の難度が高いことで有名で、”ガラスのグリーン”、“オー
ガスタのグリーンには魔女が棲(す)む”とよく言われる。
グリーンは小さな傾斜と大きな傾斜が重なりあっており、
しかも速くてなかなか止まらないので、パッティングセンス
が問われるものでもある。雨が降ると湿り風が吹き、10番
のカメリアでは湿り風に捕まるとミスをすると言われている
また雨はグリーンを更に速くしてしまい、これもスコアを落
とす原因ともなっている。マスターズに挑戦するゴルファー
の中には、コンクリートで舗装された駐車場でパット練習を
する者がいる程である。
アーメン・コーナー
11番ホールから13番ホールは「アーメン・コーナー」と呼ばれ神に祈らなければ無事に通れないと言われるほど難しい。1978年のマスターズでは中島常幸が13番ロングホールで13打も叩いてしまったことで日本でも有名になった。
なお13打という数字は、13番ホールでは現在も最多記録であり、マスターズ全体でも1980年に12番ホールで13打を叩いたトム・ワイスコフ(1973年全英オープン優勝者)と並び最多タイ記録である。
芝
1980年まではバミューダ芝だったが1981年からベント芝に
変更された。