ここに地元の異業種コラボの企画を見る想いがしました。
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紀州漆器でできた風鈴の涼しげな音色で海南を元気にしようと、地元若手経営者らが「かいなん夢風鈴まつり」を企画。 8月1日(日)から8月15日(日)まで、市内10カ所の神社を回るスタンプラリーを実施する。 各神社に設置している風鈴に夢をつづった短冊を吊しながら巡ってもらう企画で、実行委の岩橋正人委員長は「地元の産業と観光のコラボ。来年以降も継続し、将来的には海南駅を出ると店も個人の家にもこの夢風鈴を吊っており、涼しげな音色があふれている…そのぐらいまで浸透させられれば」と話している。 従来は単独で海南市大野中の春日神社で1999年から毎年8月に風鈴まつりが開かれていた。 願い事のほか、自作の短歌や俳句などを書いた短冊を風鈴に吊るし、境内に飾る催しで、「去年は青森から宮崎まで約400個集まりました」と三上秀信宮司。 同神社は参拝者にその場で短冊に書いてもらえるよう、ガラスや陶器、鉄、備長炭などでできた風鈴を毎年準備している。昨年、「海南の特産品である漆器の風鈴も用意したい」と三上宮司が地元で探したが見つからず、他府県の商品で代替。 そのことを海南商工会議所の角谷勝司会頭に話した。ちょうど同会議所青年部で「観光資源として地元の神社をアピールできないか」との声が上がっていたことから、地場産業の紀州漆器と神社を生かしたイベントを企画。市内10神社から協力を得て開催にこぎつけた。 イベントに向け、地元の職人がガラスに漆塗りを施した夢風鈴を作成。赤いしずく型と黒い丸形の2種類を用意した。8月1日から8月15日までの期間中、この風鈴を吊している10神社でスタンプを集め、JR海南駅内の物産観光センターに持って行くと、夢風鈴や漆器製品、家庭日用品など海南の特産品が当たる抽選に参加できる。 また、初日の8月1日午後2時から、海南駅前でオープニングイベント。蒔絵体験やステージのほか、紀州漆器協同組合青年部が製作した高さ50センチ、直径60センチの“お〜きな夢風鈴”を展示する。この風鈴には春日神社の三上宮司が書いた“夢”の文字が。三上宮司は「景気が悪く、夢を持ちにくい時代。今は暑い夏ですが、やがて過ごしやすい秋が来るよう、我慢すれば夢を持てる時代が来る。そんな思いを込めました」。 漆器組合青年部の池原弘貴部長は「まつりを長く続けることで少しずつでも紀州漆器の認知度を上げてゆきたい」。また、商工会議所青年部の志場泰造副会長は「私たちもイベントの準備で初めて知った神社があったし、各神社の由来やご利益などを知ることができた。まつりが地元を知って地元を好きになる機会となれば。今、市外に住んでいる人もこの時期はこのまつりがあるから帰ろうと思ってもらえるようなイベントにしたい」と描いている。 詳細は実行委(073・482・4363)か ブログ(http://kainanyumefuurin.ikora.tv/)。 写真=「海南を元気に」と実行委メンバー。 上は製作中の「お〜きな夢風鈴」・下は春日神社三上宮司揮毫の「夢」風鈴 「ニュース和歌山」2010.7.31号より転載 --------------------------- 「かいなん夢風鈴まつり2010」動画 http://www.pref.wakayama.lg.jp/nettv/p_ch1/ch1_movie/01_matsuri/2010/02_kainanhurin.html |
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