この「かいなん夢風鈴まつり」開催に至る過程には異業種のコラボとも云うべきできごとが今日の「かいなん夢風鈴まつり」を支えてきた経緯があり、そのことも交えてお話を進めたく「ニュース和歌山」、「わかやま新報」さんが過去に掲載された記事等をお許しを得て引用しながら、「異業種のコラボ」という視点から2.3回に分割してお話を進めることにします。
地元海南市で「風鈴まつり」を最初に開催したのは、海南市大野中にある「春日神社」、この神社では毎年
1月には紀州古代墨(松煙墨)による書初会・硬筆書初会。
5月には春日萬葉まつりを開催し全国から短歌・俳句を募集、優秀作品発表に合わせて当日は舞台で平安時代からの悠久の音楽、雅楽の演奏や舞楽が舞まれ青葉の森に人々が集い(5月初旬)。
8月には全国から願いごと・俳句・短歌等短冊に書いて貰い、ソレを吊して真夏に涼を醸し出す「「春日風鈴まつり」を1999年から開催するなど。
同神社の三上宮司さんは地域に密着した文化向上に取り組んで来られました。
同神社は七百年代後半に大和春日の地から大和の古代豪族和邇(わに)氏の祖神「、天押帯日子命(あめのおしたらしひこのみこと)」を紀州大野郷に勧請したとき、それを供奉してきた十家が年回り毎に神職を勤め、のち宮座を構成し「大野十番頭」として土豪化したその中の一家としてわたしの家が当たることから、同神社とは密接な繋がりがある関係上、同神社が開催する行事には深い関心をもっており、地域の文化振興に貢献する三上宮司さんの姿勢に共感を抱いておりました。
ことのきっかけは春日神社に参拝し、参拝者にその場で短冊に書いて風鈴に吊せるよう、ガラス、陶器、鉄、備長炭などでできた風鈴を用意していましたが、2009年「海南の特産品である漆器の風鈴も用意したい」と地元を探し廻ったが見当たらず、他府県の産地の品物で代替。
そのことを海南商工会議所の角谷勝治会頭に話したところ、たまたま同会議所青年部で「観光資源として地元の神社をアピールできないか?」との意見が上がっていたことから、地場産業の漆器と地元の神社をジョイントしたイベントが開催できないかを模索し、市内10神社から協力を得て、2010年には第1回「かいなん夢風鈴まつり」の開催にこぎつけることになりました。
今回は「かいなん夢風鈴まつり」の元である地元海南市大野中「春日神社」の「風鈴まつり」についてご紹介しましょう。
「春日神社」社殿 |
上:「春日萬葉まつり」 中:「雅楽・舞踊」奉納 下:「春日風鈴まつり」 全国から応募のあった短歌・俳句の発表会もあり、当日は舞台で平安時代からの悠久の音楽、雅楽の演奏や舞楽 が舞まれ青葉の森に人々が集います。(5月初旬) 春日万葉まつりのお写真はこちらから(PDF) 中古の昔、海南地方で勢力を誇っていた地方豪族10氏の末裔たちが集うまつり。 海南中世史講座も開かれます。 腰に「ちの輪」吊り下げて輪になって踊ります。夏越しの祓のお祭りです。 全国から寄せられた色とりどりの風鈴が、美しい音色を提供してくれます。短冊に願いを込め、諸芸上達が祈願されます。 |
風鈴祭り今年もやりまするか^^
返信削除ではモノノフも少しは貢献致さねばなりませぬなぁw
モノノフ殿
返信削除モノノフ殿もかつて藤白神社で「夢風鈴まつり」を取材し
自己のブログ掲載されたのを見た記憶が御座るぞ!
「紀州海南ひなめぐり」といい「夢風鈴まつり」も定着し
年々盛大になってゆけるよう期待します。
お互いエールを送りましょうぞ!