2月22日の「忍者の日」に合わせ、和歌山市吹上の恵運寺(山本寿法住職)が2月限定のご朱印を授与している。「ニンニン」の語呂合わせから、忍者にちなんだものと、「妊活」に御利益のあるものを準備。同寺は「忍者のように情報戦を制する『忍活』と『妊活』の両方に御利益があれば」としている。(久米浩之)
同寺は、17世紀に日本三大忍術伝書の一つ「正忍記」を執筆し、紀州藩に仕えたとされる軍学者・名取三十郎正澄の墓があることから、忍者に関する情報発信に力を入れている。
同書には「言い争いをしない」「相手を良い気分にさせて多くの情報を得る」など、忍術の極意が記されており、ご朱印には、忍者のように耐え忍んで学業や仕事を乗り切る「忍活」成就への願いを込めた。一方、「妊活」は、同寺の境内に子宝に恵まれるとされる「子育て地蔵」があることなどから着想した。
限定のご朱印は、「忍」の文字や、「子育て地蔵」と「願掛け地蔵」の2体が寄り添うイラスト入りなど計4種類。「ニンニン」にちなんで2月2日から授与している。
山本住職が1枚ずつ筆で手書きしており、6日に大阪府熊取町から訪れたヘルパーの浜中美和さん(35)は「目の前で書いてもらえてうれしい。かわいくてすてきなデザインなのでまた来たい」と話していた。
限定のご朱印の授与は28日まで。バレンタインデーの14日や忍者の日には別途、特別なご朱印を用意するという。住職不在の場合は事前にしたためたご朱印を授与するか、ご朱印帳を預かって後日返送する。問い合わせは同寺(073・424・7633 )
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