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2019年3月8日金曜日

異次元の強さを見せる「智弁和歌山」の選抜への壮行会

異次元の強さを見せる「智弁和歌山」の選抜への壮行会・03月08日 



 同校は2017年夏から4季連続の甲子園出場となり、昨春は準優勝。当時のレギュラーが4人残る現チームは昨秋の近畿大会で4強入りを果たした。

 97年夏に主将として全国制覇を経験し、昨年8月に就任した中谷仁監督(39)は「どうすれば甲子園で優勝できるか考えて練習してきた。選手とアルプスが一丸となり、智弁ファミリーの強さを見せつけましょう」と呼び掛け、プロも注目する好打者の黒川史陽主将は「冬を越え投手は球が速くなり、打者は打球が飛ぶようになった。皆さんに感動を与えられるような異次元のプレーをするので応援よろしくお願いします」と決意を語った。

 恒例の監督による選手紹介では、中谷監督がベンチ入り予定選手の長所や冬場の成長ぶりを紹介。昨秋は3人ほどが交代で務めた左翼は硲祐二郎外野手(3年)が最有力候補とし、「安打製造機のような活躍を見せてくれるのでは」と期待。昨秋の公式戦で6割近い打率を残した根来塁外野手(同)については「身長170㌢と体は小さいが打撃はパワフルで勝負強い」と紹介し、6番を打ち一塁を守る佐藤樹内野手(同)のことは「髙嶋前監督が佐藤は声だけ出しとったらええと言ったほどのムードメーカー。この冬一番伸びた」とユーモアを交えてたたえた。

 藤田清司校長はチームについて「投手力が上がっており、攻撃と守備は全国でも上位。優勝候補の一角だ」と高く評価。初戦を突破すれば県勢の選抜勝利数が100となり、3勝で平成の学校別甲子園最多勝に届くことなどを挙げた。

 花本明県高野連会長は「2年連続で選抜に選ばれたことを誇りに思う。優勝旗を紀州路に持ち帰ってほしい」とエール。生徒を代表し、中高生徒会の藤井壮弥会長が「出場は全校生徒にとって大きな喜び。異次元の応援をするので、中谷監督の胴上げを見せてください」とあいさつした。

 壮行会の最後には応援団やブラスバンド、チアリーダーによる応援の披露があり、応援歌「エル・クンバンチェロ」の演奏に合わせ、生徒たちは「フレフレ智弁」などと声を張り上げていた。

 壮行会に先立って行われた選抜旗の授与では、大会を主催する毎日新聞社の麻生幸次郎和歌山支局長が藤田校長に旗を手渡し、黒川主将が藤田校長から旗を受け取った。

1997年夏の甲子園で優勝を果たし、ジュースで乾杯する高嶋監督(右)と中谷
1997年夏の甲子園で優勝を果たし、ジュースで乾杯する高嶋監督(右)と中谷
選抜大会の組み合わせを決める抽選は15日に大阪市内で行われる。



「智弁和歌山 中谷仁」の記事

  • 喜ぶナインの前で高嶋前監督(中央左)とガッチリ握手を交わす智弁和歌山・中谷監督
中谷監督から紹介される選手たち


 第91回センバツ高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が25日、大阪市内で開かれ、昨年準優勝の智弁和歌山10+ 件(和歌山)が2年連続13度目の出場を決めた。97年夏に全国制覇した時の主将で、プロ野球の阪神、楽天、巨人で捕手としてプレーした中谷仁10+ 件監督(39)が、指揮官として聖地に戻ってくる。

















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