サッカーのワールドカップブラジル大会の開催を前に、日本サッカー協会の関係者がきのう(5/28)、和歌山県を訪れ、熊野三山の一角、熊野那智大社で必勝祈願にのぞみました。
必勝祈願する川淵顧問(右端)、仁坂知事(左端)
きのう和歌山県を訪れたのは、日本サッカー協会の川淵三郎(かわぶち・さぶろう)最高顧問と田嶋幸三(たしま・こうぞう)副会長で、熊野三山で神の使いとされる「八咫烏(やたがらす)」が日本サッカー協会のシンボルマークとなっている縁で、必勝祈願を行いました。
きのう午後3時過ぎから那智勝浦町の熊野那智大社で行われた必勝祈願には、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事も駆けつけ、川淵最高顧問らとともに玉串を捧げてワールドカップ・ブラジル大会での日本選手の活躍を祈りました。
熊野三山に参拝するのは初めてという日本サッカー協会の川淵最高顧問は、「ここに参拝して、なでしこジャパンがワールドカップを制することができたので、今回も、日本代表には、私がお参りに来てよかったと思える結果を残してもらいたい。ワールドカップでは、予選リーグ突破がとりあえずの目標ですが、予選を突破できれば、ベスト8に入る力はあると思います。八咫烏には、いまもお願いしましたが、最後は神頼みですね」と話していました。
インタビューに応じる川淵最高顧問
川淵最高顧問ら一行は、このあと、那智山青岸渡寺にも参拝し、さらに、那智勝浦町にお目見えしたばかりの「なでしこJAPAN」の記念碑を視察し、紀伊半島大水害の慰霊碑に献花しました。
29日は、新宮市の熊野速玉大社と田辺市本宮町の熊野本宮大社にも参拝してワールドカップでの必勝を祈願します。